注目キーワード
★健康への第一歩は、まず知ることから                           ★健康への第二歩は、意識することから                      ★健康への第三歩は、信憑性の低い情報に流されないこと
リンゴの気持ち

りんご ~ふじとサンふじの違いは?ポリフェノール100種、クエン酸やカリウム、食物繊維も豊富な赤果実~

■りんごの豆知識 色々雑学

リンゴは英語でアッポー、またはナポーと呼びます。

ライター1の画像72ピクセル
わんなぽー。

バラ科の植物で、コーカサスが原産です。

ライター1の画像72ピクセル
コーカサス?何所?何県?関西?

※コーカスはグルジアとかロシアあたりの寒い山。

中国から伝わり古くから日本に存在していましたが、味が悪くあまり広まりませんでした。
明治初期にアメリカから入ってきた品種が普及しました。積極的に品種改良され、現在のような美味しいリンゴになったのは昭和に入ってからです。
ギリシャ神話や北欧神話に登場するほど、人類とは長いつきあいのある果実です。
日本で栽培されている品種は約2,000種類で、年間生産量は75万トンと言われています。

ライター1の画像72ピクセル
初代ゴジラの体重が2万トンなので、37匹と左半身(右でもいいけど)に相当する量です。

その内「ふじ」「つがる」などの有名な品種が8割を占めています。一般的に流通している品種は20種類くらいです。比較的涼しい東北地方での生産が目立ちます。

日本では広く流通し、多くの日本人に愛食されているリンゴですが、消費が最も増える秋から春先頃では、日本人の半数が一日に1個以上のリンゴを齧っているという調査結果もある程身近な食品です。

■りんごの栄養素・効果

◎リンゴに含まれるビタミンは………正直微妙。

まずはビタミンですが………、
ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンB群が………種類は豊富なのですが、決して多くない、けれども全く無意味かと言えばそうでもない………といった微妙な分量が含まれています。

ライター1の画像72ピクセル
う~ん。B群だけ見ると、多いか少ないかジャッジが難しい………際どい分量、でも少ないかな………?

誰が入れたか知りませんが、ビタミンC、βカロテン(ビタミンA)も、これまた少しだけチョロッと含まれている程度で、リンゴ全体に含まれるビタミン類はそれ程多くはありません

ビタミン以外でリンゴに含まれる栄養素は、食物繊維ポリフェノールクエン酸リンゴ酸、ミネラル類ではカリウムが多く、カルシウムが少しと、鉄分、銅、マグネシウムなどもオマケ程度に含まれています。

多くの人は栄養豊富と聞いて、主にビタミンやミネラルを連想されるかと思います。どちらも健康維持にに不可欠な栄養素であるため、そのイメージは間違いという訳ではありませんが、栄養素はビタミン類やミネラル類だけではありません
ビタミンの少ないリンゴでも栄養豊富と断言できる程に様々な効果があります。
リンゴで注目すべき栄養素は、食物繊維とポリフェノールです。

ライター1の画像72ピクセル
りんごはビタミンに頼らないアウトロー、でも栄養豊富なスーパーフルーツです。

◎りんごの栄養素・効果その1 ペクチンの整腸作用で便秘と下痢に効果的

リンゴの皮と果肉に多く含まれている水溶性食物繊維のペクチンは、腸の蠕動運動を活発にする働きがあり、ビフィズス菌などの善玉菌の餌となり善玉菌を増やして悪玉菌を抑えるなど、腸内環境を改善して下痢や便秘の解消・予防に効果的に働きます。

◎りんごの栄養素・効果その2 ポリフェノールの抗酸化作用とその他色々

リンゴの皮と果肉には、アントシアニン、エピカテキン、ルテオニン、ケルセチンなど、色素成分のポリフェノールが多く含まれています。品種によってどの様な種類が含まれているのかは異なります。

ライター1の画像72ピクセル
ポリ公は色素成分でもありますが、苦み渋みを持った物も多いです。基本的にポリは苦い。あと、灰汁の正体もこいつ等です。カラフルで苦くて渋くて灰汁の原因………何か悪いヤツに思えてきた………。でも根は良いヤツです。仲良くしてやってください。

5,000種類以上と数多くの種類が存在するポリフェノールですが、全てのポリフェノールには活性酸素を除去する抗酸化作用を持つという共通点があります。

ライター1の画像72ピクセル
5,000種類は多い。夏の甲子園地区大会出場校の数と比べると1,000も多い。47都道府県と比べると4950県も多い。徳川歴代将軍333セット分に相当します。
ポリフェノール計算式
ライター2の画像
比較対照がメチャクチャだな………図いるか?

リンゴに含まれているポリフェノールは100種類以上と言われています。当然その全てに抗酸化作用があり、動脈硬化予防や、ガン予防、コレステロール値の低下、老化防止などの効果が期待できます。

抗酸化作用の他にも、種類ごとに特有の効果もあります。
血行を改善、視力の改善、高血圧予防の効果があるアントシアニン、抗アレルギー作用があるプロシアアニジン、免疫力を高めるエピカテキンなど、リンゴの持つポリフェノールの効果は様々です。

アントシアニンと言えば、ブルーベリーに多く含まれており、視力回復の代名詞ともなっている栄養素ですが、リンゴに含まれているアントシアニンはブルーベリー程の含有量は無く、種類も違うためブルーベリーと同じように視力に関係する効果があるかどうかは不明とされています。
リンゴは涼しい地域で生産されます。これには理由があり、気温が着色に影響を及ぼすからです。着色不良が起こると、正常に着色した個体に比べて、色素成分のポリフェノールが減ってしまいます。近年では、地球温暖化による気温の上昇が影響してポリフェノールが減るという問題が懸念されています。

因みに、ぶった斬った果肉が空気に触れて茶色く変色するのは、ポリフェノールの一種のクロロゲン酸が酸化するためです。ぶった斬った直後に塩水やレモン汁を付けると変色を防げます。

ライター1の画像72ピクセル
レモン汁は知らないけども、リンゴに塩水は絶対不味い。アレは許せん。スイカに塩はギリ許せるけども、リンゴにしょっぱい要素など一切不要ッ!別に色変わるくらいいーじゃんって思うけどね………。ちょっとはリンゴの気持ちも考えてあげて!
リンゴの気持ち
塩水をぶっ掛けられるリンゴの心象風景

◎りんごの栄養素・効果その3 カリウムパワーでムクまない、高血圧予防・改善

りんごには、体内塩分濃度の調整には欠かせないカリウムが多く含まれています。細胞内で色々と働くカリウムですが、余計なナトリウム(塩分)を排出して、高血圧の予防と改善に働くミネラルです。むくみの改善にも役立ちます。リンゴの消費量が多いリンゴの産地では高血圧の人が少ないというデータもあります。

カリウムの詳細情報、むくみの原因はこちら↓
カリウム ~金属です。ナトリウムの相棒で、細胞のメンテナンスが主な仕事、塩分摂りすぎによる高血圧を予防~

◎りんごの栄養素・効果その4 有機酸の効果で疲労回復とミネラルの吸収促進

リンゴにはクエン酸やリンゴ酸、酒石酸などの有機酸も数種類含まれています。有機酸とは酸性の有機化合物で、味覚や風味という役割りでは酸味成分を担当しています。渋み成分のカテキン、甘み成分の果糖などと混ざり合って、リンゴの味や風味が出来上がっています。

ライター1の画像72ピクセル
栄養素はその食材の味を決める調味料でもあります。梅干しやレモンなんかはクエン酸が豊富………だから奴等はメッチャすっぱいんですよ。

リンゴに含まれる有機酸は糖質の代謝や、カルシウムやマグネシウムと結合して吸収を促進したり、疲労物質の乳酸を分解して、疲労を回復する働きがあります。リンゴの含まれるブドウ糖はエネルギーに変換されやすく、糖質+有機酸を合わせて、疲労回復の相乗効果も期待できます。

リンゴ酸には炎症を抑える効果があり、炎症疾患の治療に有効だと言われています。

◎りんごの栄養素・効果 まとめ

ビタミンこそ少ないですが、カリウム、ポリフェノール、食物繊維、有機酸などの栄養素が豊富に含まれており、ビタミン不在を感じさせないほどのパワーがリンゴの中には詰まっています。

便秘・下痢の改善などの整腸効果、抗酸化作用(ガン予防・動脈硬化予防・高血圧予防・コレステロール値の低下・老化防止)疲労回復、糖質の代謝、カルシウム、マグネシウムの吸収促進、過剰なナトリウムの排出、炎症抑制など

■可食部100g辺りに含まれるりんごの栄養素

りんご可食部100gに含まれる栄養素一覧(皮付き)
エネルギー 57kcal
タンパク質 0.2g
脂質 0.3g
食物繊維 1.9g
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンB6 0.04mg
パントテン酸 0.03mg
ビオチン 0.7
ビタミンC 6mg
ビタミンA(βカロテン当量) 27μg
カリウム 120mg
カルシウム 4mg
マグネシウム 5mg
鉄分 0.1mg
0.05mg

■りんごの種類・品種

◎紅玉(こうぎょく)

アメリカ原産で最初に(アメリカから)入ってきた品種です。酸味が強く、煮込んでも型崩れが起こりにくく、お菓子などのかこうに向いています。
収穫:9月下旬~
食べ頃:10上旬~11月上旬

紅玉の画像

◎津軽(つがる)

ゴールデンデリシャス×紅玉を掛け合わせた品種で、果肉は硬く歯ごたえのある触感です。糖度が高く紅玉よりも酸味が薄いのが特徴です。収穫量はふじに次いで全国で第2位です。主な産地は青森や長野です。
収穫:9月上旬~
食べ頃:9月中旬~10月中旬

津軽の画像

◎王林(おうりん)

「ゴールデン・デリシャス」と「印度」を掛け合わせた品種で、皮は黄色と緑の中間くらいの色をしています。糖度が高く、酸味は弱く、独特の香りがあります。果肉は硬めで歯ごたえのある触感です。ふじ、つがるに次いで広く流通しています。主な産地は青森、岩手、長野です。
収穫:10月上旬~
食べ頃:11月中旬~2月中旬

王林の画像

◎シナノゴールド

「ゴールデンデリシャス」×「千秋」を掛け合わせた品種で、皮の色は黄色く、糖度も酸味も両方強く、果肉が硬く、煮崩れを起こしにくいため、お菓子などの加熱加工に適した品種です。主な産地は青森、長野です。
収穫:10月上旬~11月
食べ頃:10月中旬~12月

◎紅の夢(べにのゆめ)

国立大学法人弘前大学で偶然生まれた果肉が赤い不思議な品種です。果肉は硬めで歯ごたえがあり、甘みもありますが、蜜が入りにくく、酸味が強いのが特徴です。果肉の赤色は皮と同じ色素成分のアントシアニンによるものです。

紅の夢

ライター1の画像72ピクセル

紅の夢とな………コジャレたネーミングだこと………。

◎ふじ

日本産リンゴのラスボス。「国光」と「デリシャス」「を掛け合わせた品種で、全国の生産量は№1です。蜜入りの物が多く、甘みが強く、歯ごたえが良いのが特徴です。青森、長野、福島。岩手、山形、秋田が主な産地です。収穫量が多く、貯蔵性の高い品種です。収穫後冷蔵庫で低温保存されたものが夏頃までの半年間ほど流通します。

収穫:10月下旬~11月上旬
食べ頃:11月

ふじ

サンふじのサンとは?
サンふじもふじも同じ品種です。着色目的や害虫の被害を防ぐために、収穫前のリンゴに袋を掛けるという方法があるのですが、袋を被せず育てた物をサンふじと呼びます。袋を使わないサンふじの方が直接日光を浴びるため甘みが強く栄養素も多くなります。デメリットとしては色のムラ、表面が荒れやすくなります。サンふじのサン、サンつがるのサン、どちらも太陽のSUNという意味です。

■りんごのお勧め調理法

言うまでも無く生食で丸かじりするのが一番手っ取り早い食べ方です。前歯を持って行かれそうだと不安に感じる方は丸かじりはお勧めできません。

ライター1の画像72ピクセル
流血沙汰になりたくなければ丸かじる前に、今一度ご自身の前歯とよく相談してください………。

皮が苦手な人は皮ごとすり下ろすと食べやすくなります。
りごは加熱してもOKな果物で、焼きリンゴも簡単に作れます。
ビタミンCは熱に弱いですが、含有量はそれ程高くないため、この際キッパリ諦めて潔く別の食品からの摂取をお勧めします。

★簡単焼きリンゴ

  1. 皮付きのまま切ります。
  2. フライパンにバターをしいて、中火で炒めます。(砂糖はお好みで………無しでもOKです)
  3. 色が変わってリンゴがヘロヘロになったら完成。
  4. あとは、シナモン的な粉を上から掛けるなどして各自工夫して下さい。

■りんごの選び方

◎蜜は甘くないけど、蜜入りリンゴは甘いんです。

甘い、美味しいリンゴという売り文句一つに「蜜入り」という物があります。蜜入り=甘いりんごという図式は正しいのですが、蜜自体が甘いというわけではありません。
蜜入りとは、芯の周りが黄色や琥珀色になっている状態のことを言います。ソルビトールという名前の糖がリンゴの細胞に隙間に入ることにより色が変わります。
蜜自体の糖度は高くなく、砂糖の半分程度です。しかし、蜜入りのリンゴ全体の糖度は高いため、

蜜=甘い(×)ではなくて―――、

蜜入りリンゴ=甘い(◎)―――となります。

選び方としては、全体的に尻(下部)まで色鮮やかで、皮に張りと艶があり、実がズッシリ重く、しまっている物が良質です。ヘタの切り口が新しい物が新鮮です。

■りんごの上手な保存方法

◎リンゴを保存する時の注意事項

リンゴはエチレン酸(エチレンガス)を発生させます。エチレン酸は他の植物にも影響を及ぼす成熟ホルモンで、果物や野菜が熟すのを早める効果があります。

収穫間もない未成熟な果物、例えば………ちょっと堅いキウイフルーツや青みがかったバナナなどとリンゴを一緒に置くことで、キウイとバナナが短時間で食べ頃になるまで熟す手伝いをしてくれます。
既に熟した物と一緒に置いてしまのは要注意です。例えば、バナナは黒く熟しすぎてしまうため、リンゴの保管場所、近くに置く野菜や果物には注意が必要です。

リンゴ自体は温度変化に弱く、ポリ袋に入れて密封した状態で冷蔵保存するのがお勧めです。常温の場合は日光が当たらないような温度変化の少ない涼しい場所に置いて下さい。

ライター1の画像72ピクセル
周囲に迷惑を掛けるガス………要するに加齢臭みたいなものです。
ライター2の画像
全く違う。

◎表面が油でベタベタ………してその正体は?

リンゴの表面が中年オヤジのオデコの如くテッカテカのベッタベタになっている光景を見て、どひゃーッと驚いた経験は無いでしょうか?

ライター1の画像72ピクセル
ある。ネットで調べた。

ワックスか?ワックスなのか?化学的な体に悪いヤツなのかッ?!と疑いもしましたが、実はこの怪しいベタベタ感は決して悪いベタベタではありません。今でもまだ、どひゃーッと驚かれている方は、どうか御心を静めて下さい。

リンゴ自体が分泌しているロウ質の油膜です。このベタベタは水分の蒸発を防ぎ、新鮮さを保つ効果もあります。リンゴもお年頃になるとお肌の手入れを自分でするという訳です。

ライター1の画像72ピクセル
保湿成分のある化粧水のような物。食べても害はありません。気になる人は水で洗うなりキッチンペーパーで拭き取るなり、他所の家のカーテンやカーペットで拭うなり、近所のクリーニング店に持ってくなり、各々工夫して脱ベタベタを………。
リンゴの気持ち
最新情報をチェックしよう!