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キウイフルーツ~ビタミンCはスッポン肉の69倍!果糖は何故太りやすい?舌や喉がピリッとするのはタンパク質分解されるから~

■キウイの雑学・キウイの歴史は結構浅いんです。

キウイは英語でそのまま:kiui
マタタビ科の植物です。
南国フルーツのイメージが強いのですが、原産地は意外と中国だったりします。
中国名は:洋桃です。

キウイと聞いてニュージランドを思い浮かべる人は多いかと思いますが、キウイの原産国は中国で、第二の故郷はニュージーランドになります。
1900年頃に、ニュージーランド人が中国からキウイの種を持ち帰り、品種改良をして現在の緑肉種(緑の果肉)のキウイフルーツが生まれました
日本に入ってきたのは、昭和39年(1964)と日が浅く、当時は「鬼マタタビ」、「シナさるなし」という名前でしたが、ご存じの通りこの呼び方は定着していません。

外皮は茶色い短毛で覆われており、ニュージーランドに生息するキーウイと言う名の飛べない鳥に形が似ていることから、キウイフルーツと名付けられ、この名前が世界的に定着して現在ではニュージーランドを象徴する果物になりました。

キーウイ(鳥の方)
ニュージーランドの固有種でニュージーランドの国鳥です。体長は鶏ほどの大きさで、鶏と同じく羽が退化しているため飛べません。鳴声は「キーウィー」と聞こえるようで、名前の由来になっています。

■キウイフルーツの種類・品種

キウイは大きく分けて、一般的な緑色の果肉の緑肉種と、黄色い果肉の黄肉種の2種類があります。

キウイフルーツ

◎ゴールデンキウイ

黄肉腫で、黄色い果肉をしています。ほとんどがニュージーランド産で、糖度が高いのが特徴です。あと、毛が短い。

旬:5月~9月

ゴールドキウイ(黄肉腫)

◎ヘイワード

緑色の果肉の緑肉腫で、一般的に売られているキウイはこの品種です。程よい酸味と甘みが特徴です。

旬:11~12月

ヘイワード(緑肉腫)

 

◎アップルキウイ

ヘイワードに比べると、酸味が控えめで、甘く感じられる品種です。リンゴのような見た目をしており、果肉の色合いは黄色寄りです。

旬:11~12月

アップルキウイ

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こんなのあるんだ………初めて知った。スーパーでは見かけませんね。

■キウイフルーツに含まれる栄養素、効果と働き

緑肉種と、黄肉種とでは、含まれる栄養素に違いがあります。
ビタミンCは黄肉種の方が圧倒的に多く、緑肉種の倍くらい含まれています。逆にカルシウムは緑肉種の半分ほどになります。その他の栄養素は似たり寄ったりです。

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以降の解説は緑肉種の栄養素情報になます。

◎キウイフルーツに含まれる栄養素、効果と働きその1・キウイに含まれるビタミン類

キウイに多く含まれているビタミン類はビタミンCと、ビタミンEと、葉酸です。

キウイと言えばビタミンCが有名です。1日の推奨量の七割ほどが摂取出来てしまうほど、ビタミンCが豊富に含まれています。キャベツの1.68倍です。

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負けた………でも葉酸と、ビタミンKでは勝つ!あとキャベジンも!

キウイのビタミンC含有量は可食部100g辺り69mgです。レンズ豆の69倍で、アンコウの69倍で、いかなごの69倍で、イワナ、エイ、キンメダイ、キス、マサバ、メカジギ、ししゃも、マダイ、トビウオ、猪、牛肉、馬肉、山羊、ガチョウ、鴨、鶏、スッポン、牛乳、ヤギ乳、アロエなどの食品の69倍です。(←コイツ等全部1)

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魚類と肉類とオマケにアロエはビタミンCが殆ど含まれていません。ガチョウもスッポンもだめ。

ビタミンCの働きは多岐にわたります。抗酸化作用、抗ストレス作用、抗アレルギー作用の他、肌の成分コラーゲンの合成や、メラニン色素の沈着を防ぎ、シミやそばかすを予防する美肌効果のある栄養素です。

ビタミンCと同じく、抗酸化作用を持つビタミンEは、ビタミンCとは別の場所で作用するため、抗酸化作用が被る事が無く、ビタミンCとビタミンEは上手い具合に分業してアンチエイジング効果をより高める相性の良い栄養素です。
ビタミンEは他にも毛細血管を拡張して血行を良くしたり、性ホルモンの分泌や生成をサポートするなど生殖機能の健康維持にも働きます。

造血ビタミンの葉酸は、ビタミンB12と一緒に赤血球を合成して、悪性貧血を予防・改善する働きや、アミノ酸の代謝・核酸(DNA・RNA)の合成・細胞分裂のサポートなど、成長や肉体組織の代謝などの働きをサポートする栄養素です。

ビタミンDと、ビタミンKと、ビタミンB12はキウイには含まれておらず。
その他のビタミン類は、少しずつ含まれています。

◎キウイフルーツに含まれる栄養素、効果と働きその2・キウイに含まれるミネラル類

キウイに含まれるミネラル類は、種類こそ少ないですが、その分効果がハッキリとしています。

キウイはナトリウムが少なく、カリウムが豊富です。
カリウムには、余分なナトリウムを排出する働きがあり、塩分摂りすぎ気味の現代日本人にとっては、ナトリウムの過剰摂取による高血圧の予防・改善に働く重要な栄養素になります。細胞内の水分量やPH(酸、アルカリ濃度)を調節してむくみを改善する働きもあります。

キウイには鉄分も多く、鉄分はヘモグロビンの材料として、銅はヘモグロビンを合成する酵素の構成成分として、それぞれ鉄欠乏性貧血の予防・改善に働きます。
強い抗酸化作用を持つ、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素があり、活性酸素を除去して過酸化脂質の発生を抑える働きがあるのですが、銅はSODの補酵素となります。
ビタミンC、Eと合わせて高いアンチエイジング効果が期待できます。

ヨウ素クロムモリブデンは、含まれていないか、ほぼ0といった数値です。
他のミネラル類は、少しだけ含まれています。気になるカルシウムなんかは推奨量の20分の1程度です。

◎キウイフルーツに含まれる栄養素、効果と働きその3・三大栄養素+食物繊維のバランス

▼キウイは低タンパク、低脂質、高糖質な食品です。

キウイのカロリーは、糖質が多い分、野菜類と比べると多いのですが、穀物に比べるとかなり低い数値です。果物の中では平均的な数値で、脂質タンパク質はあまり多く含まれていません。

キウイは食物繊維も豊富で、ペクチンは血糖値の上昇を抑えて、コレステロール値を下げる働きがあり、脂質異常症や動脈硬化などの予防に効果的です。

糖類では、消化吸収が速く、即席のエネルギーとなる単糖類の果糖や、ブドウ糖が多く含まれており、約七割を占めています。少糖類のショ糖は1割強で、残りの1割弱は多糖類のデンプンです。

▼果糖は太りにくいと言われていますが………?

果物類に多く含まれている果糖は太りやすいと聞いたことがある方も多いかと思いますが、これは脂肪酸や中性脂肪に合成されやすい性質を持っているからです。この事実があるため果糖はブドウ糖よりも太りやすいことは確かです。
脂っこい加工食品や、甘味料を多く使っている菓子などを食べた後に、更に果物を食べるといった状況では、中性脂肪が増えて、生活習慣病などの健康被害に繋がりますが、果物だけで、太る、太らないを決めるのはあまり健康的とは言えません。

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1つの情報だけを鵜呑みにして流されるよりも、トータルバランスを考えることが大事。

◎キウイフルーツに含まれる栄養素、効果と働きその4・キウイに含まれるその他の栄養素

キウイには、酸味成分のクエン酸・リンゴ酸等の有機酸も含まれています。
ブドウ糖のエネルギー代謝を助ける働きや、疲労物質:乳酸を分解する働き、糖質のエネルギー代謝、疲労回復、スタミナ維持、他にも鉄分の吸収を高めるといった効果があります。

キウイを食べた時に、舌の上がピリッと、炭酸を飲んだ時のような感触を経験した人も多いかと思いますが、これはタンパク質分解酵素のアクチニジンによるものです。
肉を食べ過ぎた時に、キウイほ食べるとタンパク質の消化を助けるため、胸焼けや胃もたれを防ぐことが出来ます。
調理前の固い肉をキウイの果汁に漬けておくと肉質が柔らかくなります。

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おでこにスライスしたキウイを乗せておくと、タンパク質が分解されて丸く凹むのかどうか誰か教えて………。

◎キウイフルーツに含まれる栄養素、効果と働き・まとめ

キウイの主な働きと効果:アンチエイジング効果によるガン予防・動脈硬化予防、疲労回復、即席のエネルギー源、血糖値の上昇を抑制、整腸効果、中性脂肪・コレステロール吸収抑制、鉄欠乏性貧血の予防・改善、悪性貧血の予防・改善、高血圧予防・改善、むくみの解消、生殖機能の維持、抗ストレス作用、抗アレルギー作用、コラーゲンの合成、皮膚の健康維持、シミ・そばかすの予防、脂質異常症の予防、糖尿病の予防、タンパク質の消化を助ける、など

◎キウイフルーツ可食部100g辺りに含まれる栄養素一覧

栄養素 緑肉種 黄肉種
エネルギー(kcal) 53 59
タンパク質(g) 1.0 1.1
脂質(g) 0.1 0.2
飽和脂肪酸(g) 0.01 0.06
一価不飽和脂肪酸(g) 0.02 0.02
多価不飽和脂肪酸(g) 0.06 0.09
糖質(g) 11.0 13.5
水溶性食物繊維(g) 0.7 0.5
不溶性食物繊維(g) 1.8 0.9
ナトリウム(mg) 2 2
カリウム(mg) 290 300
カルシウム(mg) 33 17
マグネシウム(mg) 13 12
リン(mg) 32 25
鉄分(mg) 0.3 0.2
亜鉛(mg) 0.1 0.1
銅(mg) 0.11 0.07
マンガン(mg) 0.11 0.04
ヨウ素 0
セレン(μg) 1
クロム 0
モリブデン 0
ビタミンA
レチノール活性当量(μg)
6 3
βカロテン当量(μg) 66 41
ビタミンD 0 0
ビタミンE(mg) 1.3 2.5
ビタミンB1(mg) 0.01 0.02
ビタミンB2(mg) 0.02 0.02
ナイアシン(mg) 0.3 0.3
ビタミンB6(mg) 0.12 0.14
ビタミンB12 0 0
葉酸(μg) 36 32
パントテン酸(mg) 0.29 0.26
ビオチン(μg) 1.4
ビタミンC(mg) 69 140

※黄肉腫の(-)は未測定のためデータがありません。

キウイは皮付きで、1個80gくらいです。

日本ではキウイの皮を剥いて食べますが、ヨーロッパでは剥かずにそのまま食べるのが一般的のようです。野菜や果物の外皮には、ビタミンや、ミネラルや、食物繊維や、ポリフェノールなどの栄養素がギッシリ詰まっている場合が多く、タンパク質分解酵素のアクチニジンの多くが皮に含まれています。良く洗ってから皮ごと丸かじりに挑戦してみるのも良いかもしれません。

■良いキウイフルーツの選び方

  • ふっくらとしていて、重みがあるもの
  • 外皮に傷やシミがついておらず、毛が密集して綺麗に揃っているもの
  • 弾力があり、指で軽く押忍と少し凹むくらいに柔らかくなったものが食べ頃です。
  • 外皮にシワが出来ているものは鮮度が落ちます。

■キウイフルーツの保存方法

バナナと同じで、購入後直ぐに食べられるものと、暫く置いて熟成させる必要があるものとがあり、果肉が固いものは、酸味が強く、甘みが低いため常温で熟成させます。
果肉が柔らかくなった熟成後は、冷蔵庫へ移せば1~2週間は保存可能です。
未完塾の状態で冷蔵庫に入れれば、数ヶ月は保存可能です。

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