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舞茸 ~「食べると舞い踊るきのこ」?栄養豊富な魅惑の舞茸パワー~

 

舞茸の歴史

・「食べると舞い踊るきのこ」?

秋といえば、食欲の秋。秋の味覚といえば、きのこです。

きのこの中でも特徴的な形をしているのが、舞茸です。

舞茸はひらひらとした見た目が特徴で、独特の強い風味と香りがあります。

 

ところで「舞茸」という名前の由来をご存知でしょうか?

一説には、その姿が蝶が舞う姿に似ていることに由来しているといわれています。

しかし、「舞茸」の由来には諸説あり、「食べると舞い踊るきのこ」であることに由来しているという話もあるのです。

 

そもそも舞茸は、アジアやヨーロッパ、アメリカなどの温かい地域で育つきのこで、日本にも古くから自生していました。

しかしその量は少なく、当初は人工栽培も難しかったため「幻のきのこ」と呼ばれていました。

その美味しさと希少価値は、舞茸が自生している場所はたとえ親でも教えないといわれるほどだったそうです。

 

それだけ貴重なきのこだったことから、「見つけると舞い踊るほど嬉しいきのこ」ということで「舞茸」と名付けられたといわれています。

 

ちなみに、「舞茸」という言葉自体は平安時代から存在していたことがわかっていて、「今昔物語集」の中に登場しています。

その記述のひとつに「近頃、舞茸というきのこはあるが、これは食べても踊りださない」という文章があります。

ここでいう「食べると踊りだすきのこ」は、舞茸とは別の毒キノコであると考えられています。また、この記述にある「舞茸」が現在の舞茸と同じきのこであるかが不明です。

 

さらに江戸時代には、「大和本草」という書物に「舞タケ」が登場しています。ここで紹介されている舞タケの特徴は現在の舞茸と非常に似ており、現在の「舞茸」と同じものであると考えられています。

 

それにしても、食べると踊りだしてしまう毒キノコ……非常に恐ろしいですね。

赤いきのこの画像

 

舞茸の旬・産地

舞茸の旬はで、天然物は主に北海道東北地方で収穫されます。

天然の舞茸は貴重で高価ですが、1970年代に舞茸の人工栽培が可能になり、1980年代以降には家庭にも広く普及するようになりました。

 

現在は菌床栽培で人工的に栽培できるため、1年を通して安価で手に入れることができます。

新潟県を中心に静岡県福岡県長野県北海道で多く生産されています。

 

ただし、一般的に流通している菌床栽培の舞茸は、天然物の舞茸と比べると味が違うといわれています。

やや高価になりますが、原木栽培された舞茸は天然物の味に近いようです。

スーパーなどではあまり見かけませんが、ぜひとも味比べをしてみたいものです。

 

 

舞茸の種類

舞茸といえば、茶色のものが一般的です。しかし、ぶなしめじにも茶色のものと白いものがあるように、舞茸にも白いものがあるのです。

舞茸(舞姫)の画像

白い舞茸は「舞姫」と呼ばれています。

白くひらひらとした見た目がなんとも可憐で、「舞姫」という名前がぴったりな印象を受けます。

 

舞姫は茶色の舞茸と同様に独特の風味や味わいを感じることができますが、調理したときに茶色い煮汁が出ないことが特徴です。

そのため、さっと火を通してサラダやマリネにしたり、ホワイトシチューやチャウダーにいれるのがおすすめです。

 

ちなみに、天然物の舞茸も茶色ですが、人工的に栽培されたものと比べると色が濃く、やや黒っぽいのが特徴です。

 

 

舞茸に含まれる栄養素・効果

それでは、舞茸に含まれる栄養素についてみていきましょう。

舞茸(生)可食部100gあたり 単位 栄養素量
エネルギー kcal 15
タンパク質 g 2.0
脂質 g 0.5
糖質 g 0.9
カリウム mg 230
mg 0.22
ビタミンD μg 4.9
ビタミンB1 mg 0.09
ビタミンB2 mg 0.19
ナイアシン mg 5.0
ビオチン μg 24.0
食物繊維 g 3.5

※参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

・食材としての効果・効能

舞茸は低脂質・低糖質・低カロリーな食材です。食物繊維も豊富で、ダイエット中の方や便秘に悩む方にとっては嬉しい食材です。

旨味成分であるアミノ酸も多く、料理のコクと旨味を引き出してくれます。

 

また、舞茸にはビタミンDも豊富です。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれるため、骨粗鬆症の予防・改善に役立ちます。

18歳以上の人が1日に摂取すべきビタミンDの目安量が5.5μgですから、舞茸100gでその約90%を摂取することができます。

ビタミンDを摂取するときは、カルシウムを豊富に含む食材と一緒に摂取するのがおすすめです。

 

 

さらに、むくみ解消に役立つカリウムや、体内の各種反応に必要なも含みます。

また、舞茸はきのこの中でもビタミンB群が豊富です。ビタミンB1、ビオチンは肌荒れの予防・改善に、ビタミンB2は疲労回復に、ナイアシンは二日酔い防止に役立ちます。

 

・今注目の成分「βグルカン」

舞茸には、今注目されている成分「βグルカン」が含まれています。

βグルカンは食物繊維の一種で、健康への様々な効果があるとして研究が進められています。

現在わかっているβグルカンの効果としては、血中コレステロール値の低下作用血糖値の上昇抑制作用が認められています。

さらに、免疫力アップによる感染症予防アレルギー症状の予防・改善抗ガン作用も期待されています。

 

 

食材の主な効果:血圧上昇抑制、血中コレステロール値低下、血糖値上昇抑制、生活習慣病予防、便秘解消、肌荒れ防止

 

舞茸の上手な保存方法

舞茸はきのこの中では水分量が比較的少なく、日持ちしやすいきのこです。

しかし、さらにおいしく長持ちさせるためには、舞茸をジッパー付きの保存袋やポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

こうすることで舞茸の乾燥を防ぎ、長持ちさせることができます。

 

とはいえ、冷蔵保存では数日、長くても1週間程度が限度です。

そこで、舞茸を長期保存したいときには冷凍保存がおすすめです。

 

舞茸を小房に分けて、ジッパー付きの保存袋などにいれて冷凍庫で保存します。この方法だと、約1ヶ月は保存が可能です。

調理するときは解凍する必要がなく、冷凍された状態のまま料理に入れて加熱すればOKです。

 

 

舞茸のおすすめ調理法

舞茸は様々な食材と相性がよく、幅広く料理に活用できます。

そんな中でも特におすすめしたい舞茸のグッドパートナーが「乳製品」です。

 

舞茸に豊富に含まれているビタミンDは、乳製品に多く含まれるカルシウムの吸収を促進してくれます。

さらに、ビタミンDは脂溶性ビタミンであるため、脂質と一緒に摂取することで吸収率が上がります。そのため、脂質も多く含むチーズバターとも相性バッチリなのです。

 

舞茸と乳製品をふんだんに使うには、グラタンシチューバター炒めといった料理がおすすめです。

グラタンの画像

グラタンの場合は、舞茸とマカロニを合わせてたっぷりのホワイトソースにチーズをかけるのが、定番らしくおいしいでしょう。

また、個人的には舞茸をたっぷりつかった炊き込みごはんにホワイトソース、チーズをかけて「和風ドリア」にするのもおすすめです。

 

お好みで、仕上げに粗挽きのブラックペッパーをかけると……想像しただけでおなかがすきますね。

 

 

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