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トマト~有毒成分その名はトマチン?分類は果物でも緑黄色野菜。ガンと老化を防ぐ抗酸化作用のリコピン!トマトの栄養・効果・保存方法・選び方・お勧め調理法~

■トマトの雑学・歴史トマトに含まれる有毒成分とは?

トマトはナス科の一年草で、植物学的に見ると果実類に分類されますが、トマトをフルーツと認識している人は世界中を探してみましたが1人もいませんでした。(頑張って確かめました。)

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嘘吐け。
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気配でわかる。

英語ではそのままTOMATOです。和名では赤茄子(ナス)、唐柿(とうし)などと呼ばれていました。
人類とのつきあいは古く、原産地は南米のペール、アンデス高原………の太平洋側の地域です。
初めて栽培されたのが紀元前500年頃のメキシコでした。
アンデス高原には10種類弱の野生のトマトが自生していたのですが、現在のような大きい物では無く、ミニトマトサイズの小さな実をたくさん付けるタイプでした。

その後、野菜の歴史では黄金パターンの新大陸を発見したコロンブスによってヨーロッパに持ち込まれました。
遠路はるばる持ち込まれたトマトですが、鮮やかな赤色をしたトマトの実は有毒だと信じられていたため、食用としては広まらず、観賞用として栽培されていました。それから長い時間を経て17~18世紀になってようよく食用として広まりました。

日本に伝わったのは1580年頃で、こちらも黄金パターンですが、ポルトガル人によって、カボチャ、ジャガイモ、スイカ、トウモロコシと一緒に持ち込まれました………がやっぱりここでも食用としては広まらず、観賞用にされていました。

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人類は皆、野菜を眺めるの好きだね………。

明治時代の洋食ブームの波に乗って「赤ナス」という名前で食用にされるようにはなりましたが、一般家庭に広まるのはまだまだ先のことで、昭和30年代になってからようやく一般的に流通しはじまました。

トマトザックリ年表
紀元前500年メキシコ人が栽培開始→16世紀コロンブスが新大陸でトマトGET→同じ時期日本に持ち込まれる→トマトを舐めるように見つめる会が発足→明治になってトマトを舐めるように見つめる会が解散→新たにトマトを直接舐める会発足→昭和30年トマトが一般家庭でも舐められるようになる。

◎トマトに含まれる有毒成分………その名はトマチン

トマトの成分はまだまだ研究段階で、よく解っていない物質も多く存在しています。「かずさDNA研究所」なる謎の組織が(ただ調べてないだけ)2008年に発表した情報によると、トマトから494種の成分が新たに発見されて、その中には強い毒性を持った物質も含まれていたそうです。
トマトにはアルカロイド系の強い毒性を持った物質トマチンが花、葉、茎、果実に含まれていますす。これは、発育途中で虫や動物に食べられないように自然に備わった防衛本能だと言われています。
一見無害そうで警戒心を全く抱かせない名前のトマチンですが、含まれている量はごくごく微量のため、トマチンによって中毒が起こる心配はありません
トマチンは栽培目的で改良された品種より、野生種に多く含まれています。
新発見の成分は、全部が解明されている訳では無く、もしかしたらトマトには秘めたる力が眠っているかも知れません。

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気にしなくても良いよってこと………。あとトマトの持つ可能性に期待しましょうってこと。みなぎる食品はトマトの可能性を応援しています。

■トマトに含まれる栄養素・効果・働き

◎トマトに含まれる栄養素、効果、働きその1・非常に強い抗酸化作用を持つリコピン

トマトの栄養素と言えば、赤色色素成分で、トマトの他、スイカや柿などにも含まれているカロテノイドの一種のリコピンが有名です。別名:リコペンとも呼びます。
リコピンが持つ抗酸化作用はかなり強力で、βカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍といわれています。体内で吸収されてもβカロテンのようにビタミンAとしては機能しませんが、抗酸化作用だけに特化した、かなり優秀な栄養素です。
リコピンは活性酸素を除去して、細胞の老化(酸化)を防ぎ、ガンや動脈硬化の原因となる過酸化脂質(悪玉コレステロールの酸化)の発生を抑えます。

◎トマトに含まれる栄養素、効果、働きその2・トマトに含まれているビタミン類

▼トマトはリコピン以外にも強い抗酸化作用があります。

トマトの持つ抗酸化作用は非常に高く、ただでさえ強力なリコピンの他にも、抗酸化作用三兄弟のビタミンAビタミンCビタミンEが多く含まれています。
ビタミンAは夜盲症の予防・改善や呼吸器の粘膜を保護してウィルスの感染を防ぐ働きがあり、ビタミンCにはコラーゲンの合成や免疫力の向上、抗ストレス、抗アレルギーなどの働きがあります。
ビタミンEは性ホルモンの合成に関わっており、生殖機能の健康を維持したり、毛細血管を広げて血行をよくしたりする働きがあります。トマトに含まれる香り成分のピラジンには血液をサラサラにする効果があるため、ビタミンEと合わせて血流の改善に効果的です。
リコピン、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンEがまとめて摂れるトマトには強い抗酸化作用の相乗効果が期待できます。

トマトは緑黄色野菜です。
食材100gに含まれるβカロテン当量が600μg以上という、御上(厚生労働省)の定めた緑黄色野菜の基準がありますが、トマトの場合は540μgで、この基準を満たしてはいません。しかしながら、トマトは一般的に良く口にする食品で、更に他の栄養素が豊富なため総合的に栄養素を摂取しやすい食品として、例外的に緑黄色野菜としてちゃかり認定されています。

▼トマトに含まれるビタミンB群とその他の栄養素

ビタミンB群ではビタミンB1ビタミンB2、ビオチンが多く含まれています。
ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝をサポートして疲労回復する働きや、脳や神経の健康維持に効果的な栄養素です。

有機酸の一種で柑橘類にも多く含まれている酸味成分の、聞いただけで顎がキューっとなるクエン酸や、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸(しゅせきさん)、などがトマトには多く含まれています。血糖値を抑える働きや、胃液の分泌を促して消化を助ける働きや、ビタミンB1と共に疲労回復する働きの他、ビタミンCと共に鉄分の吸収を助ける働きがあります。

ビタミンB2は三大栄養素………特にタンパク質の代謝に働き、皮膚や髪や爪の健康を維持します。人類最大の敵である口内炎の予防・改善にも効果的です。
ビオチンはタンパク質や脂質の代謝に加えて、炎症の原因となるヒスタミンの生成を抑えて皮膚炎の予防と改善に働きます。

◎トマトに含まれる栄養素、効果、働きその3・トマトに含まれるミネラル類

トマトに含まれているミネラル類は少なく、カリウム鉄分くらいしか見所はありません。
緑黄色野菜はビタミンが豊富でミネラルが少なく、逆に淡色野菜はミネラルが豊富でビタミンが少なめという、なんとな~くな法則に当てはまります。

トマトに含多くまれるカリウムは余計なナトリウムを排出して、高血圧の予防・改善、やむくみの解消に効果的です。
トマトには鉄分も豊富に含まれており、鉄欠乏性貧血の予防・改善に効果的です。

昔の野菜は味が濃く栄養素も多かった。
大根の記事でも書きましたが、昔の野菜に比べると今の野菜は全体的に栄養素が減少していることが判っています。理由としては味や栽培の効率を重視した品種改良が原因となっています。これはトマトにも当てはまることで、酸味成分も大事な栄養素なのですが、酸味が薄れて食べやすくなった甘い品種のトマトは、大事な栄養素も薄れているということになります。今の野菜と比べると、昔の野菜は苦味や酸味が強く、それぞれの持つ独特の味が濃かったようです。それと、同じ株から収穫できる実の量が増えたため、収穫量は増えましたが栄養素が分散されてしまい、これもまた栄養素が薄れるという理由の一つとなっています。
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収穫量が増えるということは悪いことでは無いです。現在、昔のような濃い味に戻そうという動きもあるようです。栄養価の高い野菜が効率よく収穫できるというのが理想ですね。

◎トマトに含まれる栄養素、効果、働きその4・その他の栄養素と三大栄養素のバランス

トマトにはビタミン、ミネラル、リコピン以外にも、まだまだ多くの栄養素が含まれており、様々な効果を発揮します。
ペクチンなどの食物繊維が便秘解消に役立ちます。
更に、トマトの皮に多く含まれるポリフェノール類は抗酸化作用があり、トマトの持つ抗酸化作用を更に高めます。
更に更に、ビタミンPの一種で、毛細血管を強化や拡張して血圧を下げ、脳細胞の酸化を防ぎ認知症の予防に働くルチンの他、アミノ酸の一種で旨味成分のグルタミン酸やアスパラの代名詞、アスパラギン酸にも脳を活性化させる働きがあります。

トマトに含まれている三大栄養素ですが、一番多いのが糖質です………といっても野菜全般で見た場合、あまり多くは含まれていません。
タンパク質も少なめで、脂質は微量です。
トマトは低糖質で、低タンパク質で、低脂質の低カロリー野菜です。
エネルギー源になる物質が少ないため、低カロリーという意味ではダイエット向けの食品になります。

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ダイエットは食事制限よりも筋肉付けるのが一番。

◎トマトに含まれる栄養素、効果、働き・まとめ

抗酸化作用による動脈硬化予防・改善、ガン予防、毛細血管の強化、疲労回復、三大栄養素の代謝、高血圧予防・改善、むくみ解消、鉄欠乏性貧血の予防・改善、コラーゲンの合成、抗ストレス作用、抗アレルギー作用、皮膚炎の予防・改善、口内炎予防・改善、免疫機能向上、夜盲症の予防・改善、血行促進など

トマトは栄養素の連携が多く、複雑に絡み合って二重三重に効果を高めています。
リコピン+ビタミンA+ビタミンC+ビタミンE+ポリフェノール類=動脈硬化予防・改善、ガン予防
クエン酸+リンゴ酸+ビタミンC+鉄分=貧血予防・改善
クエン酸+リンゴ酸+ビタミンB1+鉄分(ヘモグロビン)=疲労回復
ルチン+ピラジン=血管を健康にして血流を改善、予防・改善

◎トマト可食部100g中に含まれる栄養素一覧

エネルギー 19kcal
タンパク質 0.7g
糖質 3.7g
脂質 0.1g
食物繊維 0.1mg
ナトリウム 3mg
カリウム 210mg
カルシウム 7mg
マグネシウム 9mg
リン 26mg
鉄分 0.02mg
亜鉛 0.1mg
0.04mg
マンガン 0.08mg
βカロテン当量
(ビタミンA)
540μg
ビタミンE 0.9mg
ビタミンK 4μg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.02mg
ナイアシン 0.7mg
ビタミンB6 0.08mg
葉酸 22μg
ビオチン 2.3μg
ビタミン C15mg

ビタミンもミネラルも他の野菜に比べると少し控えめな感じです。やっぱりトマトの栄養素はリコピンですね。

■NEXT→ページに続きます。

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長くなるのでページ分けます。NEXTページ→に続きます。トマトの品種・種類、トマトのお勧め調理方法、トマトの栄養素を活かす相性の良い食材、トマトの保存方法、良いトマトの選び方
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