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塩、塩素

塩素 ~胃液の成分、水道水にも入っています。塩分摂りすぎにご注意~

■塩素とは?

塩素は、16種類の必須ミネラルの一つで、多量ミネラルに属する栄養素です。
元素記号:Cl
ぶっちゃけ、意識して摂る必要が無い栄養素です。でも大事な栄養素です。

塩素は、強い殺菌力と、漂白作用を持つ物質で、塩素と聞いてまず一番先に思い浮かぶのがプールの消毒液としての役割になるかと思います。プールだけでは無く水道水の消毒剤としても使用されています。
他に身近な物としては、なんちゃらハイターとかって名前の漂白剤としても広く利用されています。

塩素殺菌

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塩素と聞くとプールの消毒薬のイメージが強すぎて、栄養素として意識する人は少ないだろうな………化学的すぎてあまり摂りたくない栄養素。

基本的に塩素は食塩に含まれており、我々人間(キャベツ型)は食塩から摂取しています。

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いや、キャベツ型はお前だけだ。

塩素の代表的な役割は、胃液の成分になることです。
胃液の成分の一部はミネラルから作られています。つまるところ、胃液(一部の成分)は塩から出来ているということになります。

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解説はここで終わっても良いんですが、塩素の身辺調査をして色々調べたので一応書いておきます。

■塩素の働きと役割

◎塩素の働きと役割その1・胃液(塩酸)の原料です。

塩素は塩酸(胃液・胃酸)の原料となります。
胃液は一回の食事で約0.5L、一日で約2Lほど分泌されます。

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胃液2L………意外と多い?2Lペットボトル1本分の胃液って嫌な響きだな………。

胃の内部を覆っている胃粘膜には、胃腺と呼ばれる穴があり、そこから酸性の胃液を分泌して胃の中の食物を消化します。
胃液の主成分は、塩酸粘液ペプシノーゲンの3つです。
この3つの成分ですが、互いに作用し合うことで胃の中で良い感じで働いています。

塩酸の働きとして、まず胃の中の食物を殺菌して腐敗や発酵の進行を防ぎ、同時に口から浸入してきた病原菌やウィルスを殺菌する働きがあります。その他にも、ペプシノーゲンを活性型の消化酵素ペプシンに変換させることで、ペプシンが胃の中で一部のタンパク質を分解する働きを助けています。
粘膜の役割は、胃壁の表面を覆う事で酸性の強い塩酸の刺激から胃の表面を保護しています。この様に胃酸に含まれる3つの成分が上手く機能することで、消化液としての役割を果たしているということです。

塩素はペプシノーゲンを活性化する以外にも、膵液(すいえき)の分泌を促して消化を助ける働きがあります。膵液には、糖質を分解するアミラーゼ、脂質を分解するリパーゼ、タンパク質を分解するトリプシンなど多くの消化酵素が含まれています。

◎塩素の働きと役割その2・水分量の調節と、PH調整と、浸透圧の調整をします。

細胞の内外には塩素が存在しています。特に細胞外液に多く、細胞内にはチョロッと少量存在しています。その他にも細胞内外には、カルシウムマグネシウムカリウムナトリウムなどのミネラルがゴチャっと存在している訳ですが、細胞が正常に働くためには、細胞内の成分としてこれらのミネラルのバランスや水分の量が重要になってきます。
塩素は他のミネラルと影響し合って、細胞内外のPH(酸性、アルカリ性のバランス)や、細胞内の浸透圧(余計な物質が細胞内に入ってこれないようにする働き)を調整しています。

■塩素の性質・特徴 ~どんな栄養素?もう少し詳しく~

地球温暖化や環境汚染によって地球を破壊する我々愚かなる人間どもは、一般的に食塩という形で塩素を摂取しています。
2019年になっても争いを止めない愚かなる人の体には、凡そ150gの塩素が含まれており、その殆どが陰イオンの形で細胞外液の中に存在しています。
因みに塩素の親戚ナトリウムは100g程体内に存在しており、塩素の方がナトリウムよりも1.5倍多い数値です。

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mgではなくg、多量ミネラルである塩素は体内に含まれる量が多いんですよ。

食塩(塩化ナトリウム)をガリガリペロペロナメナメすると、まず小腸上部から吸収され、その後はナトリウムと塩素に分かれて行動しています。
逆に言えば、ナトリウムのと塩素をくっつけると、塩化ナトリウム………食塩となります。

塩素は水道水の消毒剤としても用いられているため、水道水からも摂取しています。塩素は毒性が高く皮膚や髪などのタンパク質を破壊すると言われています。
日本の水道水に含まれる塩素の濃度は、世界保健機関(WHO)が定めた”生涯飲み続けても健康に害はないという数値5mg/L(1リットル内に5mg入っていますよという数字)”の8分の1程度で、健康への害は無いとされています。それでも気になるという方は水道水を10分間ほど沸騰させれば塩素が揮発して抜けていきます。

■塩素の過剰症と欠乏症 ~摂りすぎ、逆に不足するとどうなる?~

◎塩素の過剰症

一般的に食品からの摂取による過剰症の心配はありません。余剰分は尿や汗となって排出されます。

以前書いたナトリウムの記事を読み直していたところ、興味深い内容の情報が書いてあったので(←自分で書いて忘れている)ここで紹介しておきます。
塩素の親戚のナトリウムですが、ここでお復習い………塩素+ナトリウム=塩化ナトリウム(食塩)になります。

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塩化ナトリウム+伯方=はーかーたーのーッ塩化ナトリウムー。とも書いてあった。

食塩の中にナトリウムと塩素の両方が含まれているのですが、塩分摂りすぎ注意というのは主にナトリウムの摂りすぎ注意という意味です。ナトリウムの摂りすぎによって、細胞が膨れてムクんだり、高血圧などの生活習慣病や、鼻咽腔がん、胃がんなどのリスクが高まるという報告があります。これらのリスクはナトリウムによる作用であり、塩素は関係ありません。正しくは、塩分摂りすぎ注意=ナトリウムの摂りすぎ注意であって、塩分摂りすぎ注意=塩素の摂りすぎ注意という図式は間違いです。

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摂りすぎ注意はナトリウムで、塩素は別。手先が器用な人は爪楊枝か、ヘアピンかなにかで、塩粒からナトリウムだけをピコっと取り外して塩素だけを摂るように心掛けて下さい。
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ミネラルは元素だぞ、手先の器用さでどうにかなるサイズじぇねーだろ。

ここで注意したいのが、ナトリウムは食塩だけに含まれる物では無いという事です。醤油、味噌、食塩などの調味料での味付けの他、食材自体に何気なく(自然に)含まれているナトリウムにも注意が必要です。
調味料などに含まれる食塩から摂取されるナトリウムの割合が約70%で、元々食材自体に、さり気な~く含まれているトラップ的なナトリウムの割合が約30%にもなります。
食事摂取基準では食塩相当量という数値が用いられ、推奨何g、上限は一日何gまでと定められています。
食塩相当量(g)=ナトリウム(g)×2.54
この計算式に、食材、調味料あわせてどれくらいのナトリウムが含まれているかを当てはめれば一日の摂取基準が計算できます。成人の場合、食塩相当量の目標値としては一日8g未満となっています。

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食塩摂取量と食塩相当量は違いますので、閉まる扉にご注意下さい。食塩摂取量はそのまま塩の量で、食塩相当量はナトリウムの界王拳2.54倍と考えて貰えればOKです。

◎塩素の欠乏症

胃液の成分ですので、消化不良が起こります。
ですが、日本人の食生活では、不足することは殆どありません。塩素は主に食塩から摂取されますので、塩分過多な現代の食生活を考えると食塩に含まれている塩素とナトリウムが不足することは考えられません。

■塩素の効率の良い摂り方

しつこいようですが、塩素は塩分の多い食品に含まれています。塩分は意識して摂らなくても、摂りすぎと断言できるくらい適量以上を摂取していますので、健康面を考えると、むしろ摂らないように意識することが重要です。
塩素不足だと感じる場合は、野性に帰って岩塩をガリガリ歯で削るか、海に帰って海水を口の中で転がすか、塩を舐めるか、とにかく塩分から摂取して下さい。

塩分の摂りすぎを緩和する栄養素がカリウムです。
普段からナトリウムを摂りすぎていると感じている方は、ナトリウムの排出を促すカリウムを積極的に摂るように心掛けて下さい。カリウムが多い食品は、バナナ、リンゴ、柿、納豆、ほうれん草、じゃがいもなどです。

比率としてはカリウム1に対してナトリウムは2以下が望ましいとされています。

■塩素を多く含む食品

塩、ごま塩、梅の塩漬け(梅干し)、海水、岩塩。

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塩素の働きが少ないもんだから、結局ナトリウムの悪口が多い記事となりました。今後、研究が進むと塩素の新しい効果や機能が発見されるかも知れません。
おにぎりと梅干
塩、塩素
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