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ヨウ素 ~海の栄養素です。海藻にわんさか入っています。ヨウ素と関連性の高い甲状腺とは?~

■ヨウ素とは?

16種ある必須ミネラルの内の1つで、微量ミネラルに属しています。
元素記号:I(大文字のアイ)で、ヨードとも呼ばれます。

成人の体内では約10mg~20mg含まれています。
自然界では海水中に多く含まれています。セレンやクロムが土壌に多く含まれている大地の栄養素なら、ヨウ素の場合は海の栄養素と言えます。

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ヨウ素液とか言うし、消毒液としても使うし、どちらかと言えば海属性。(液体という意味で)

小学校の頃理科の実験で、葉っぱにヨウ素液つけて「色が変わった」とか言っていたのを覚えていますか?ヨウ素液がでんぷんに反応すると紫色になるからです。「光合成によってでんぷんが作られたよー」ということを目で見て確認するための実験でもあり、小学校生活において、皆さんが一番輝いていた瞬間でもあります。

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寂しい青春だな………可哀想に………。
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人様の青春を勝手に決め付けるなよ。

海水に多く含まれるため、海産物にも多く含まれている栄養素です。海藻類や魚介類を頻繁に口にする日本人の食生活では十分(簡単)に摂取することが可能なミネラルです。

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ヨウ素はチョロイ栄養素、逆にカルシウムやカリウムは手強い(意識して摂りたい)栄養素

海に囲まれて、海が身近な日本では不足することはごく希でなのすが、世界的に見ると内陸部にある海無し国では、海藻や魚介類を口にする機会が減るため不足することもあるようです。

【自然環境によって左右される栄養素の摂取量】
国が違えば食文化も当然違います。セレンやクロムのように土壌環境によっては、同じ食材であっても、その中に含まれている栄養素の含有量が極端に違ってきたり、海産物を食べる習慣が少ない内陸部においては、例え交通網が発達して物流が活性化したとしても海の食材を食べるという選択肢を持たなければ当然海から生まれる栄養素を摂取することは出来ません。ヨーロピアンな人々が「ウマウマ」と言って昆布齧っている姿は創造できないですし、アジなどの魚を「磯臭い」と言って顔を顰めて敬遠する様子を見ると、食の好き嫌いや、食材の善し悪しといった感性は日本人とは全く違うんだなと感じます。磯の香りは日本人にとっては海の旨味を連想させる良い香りと言えるものですが、馴れていない人達にとっては口にしたくないような嫌な臭いとなるようです。アメリカンな人が作るSU-SHI代表のカリフォルニアロール(実際は日本人が生み出した物ですが)を見てみると、アメリカ人の感性では、黒い海苔を捲いた物は見た目が悪く、食欲を削がれるようです。おにぎりにトキメク日本人と比較すると、真逆の感性とも言えます。海外に移住される方はこの様な食文化の違いによって、日本では普段食べていた物が入手困難になったりするなど、食文化や環境の違いは、摂取可能な栄養素へもダイレクトに影響を与えるため、その辺りは注意が必要です。外国人が日本食に対して「OH~!ヘルシ~!」と若干大袈裟気味なリアクションを取る理由は、海藻類、穀物など、自国の食文化では普段口にする事はない栄養素を含んでいる食材に対する反応なのかもしれません。Tボーンステーキや、肉だらけのBBQ(バーベキュー)に比べると、日本の代表的な食生活(主食、副菜、主菜、汁物、お茶)のセットは、バランス良く栄養が摂れるため理に敵ったものだと思います。西洋文化が浸透して乱れがちになった現代日本人の食生活を見直すと、昔ながらの日本食文化は健康には欠かせない物だと改めて感じられます。
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ヨウ素の働きが少ない分ここで多く語ってしまった………一行要約………海苔ウマ。

■ヨウ素の働きと役割

◎ヨウ素の働きと役割・甲状腺ホルモンの材料になります。

ヨウ素の働きは多くありません。主な働きは1つで、甲状腺ホルモンの構成成分になることです。
甲状腺は喉の下にある蝶の形をした機関で、様々な代謝に関わるホルモンを分泌しています。甲状腺から分泌されるホルモンでチロキシントリヨードチロニンはヨウ素が構成成分となっています。
これらのホルモンは基礎代謝を促します。糖質、脂質、タンパク質の代謝を促し、酸素の消費量を増加させるなど、細胞の新陳代謝の役割を持つため、子供の成長には欠かせないホルモンになります。

基礎代謝とは?
呼吸、血液循環、消化吸収、心拍など生命活動維持に必要なエネルギーとその消費のことです。日常生活(体を動かす)や運動(スポーツ)などによるエネルギー消費を活動代謝と呼びますが、ソレとは別に、人間の体は手足を動かさなくても、呼吸や消化活動などによって常にエネルギーを消費しています。この無意識下で消費するエネルギーを基礎代謝と呼びます。

◎ヨウ素の働きと役割まとめ

ヨウ素が構成成分となっているチロキシンとトリヨードチロニンの働きは、まだ研究段階で、ヨウ素の働きも、ホルモンの材料になるだけなのか、それとも別の働きがあるのか詳しいことは判っていません。

ヨウ素の働きと効果:環状線ホルモンの構成成分として、基礎代謝の促進、新陳代謝の促進

■ヨウ素の性質・特徴 ~どんな栄養素?もう少し詳しく~

海産物などの食事によって摂取されたヨウ素は、体内に入ると胃と腸から吸収されると、血液の流れに乗って甲状腺にまで運搬されて甲状腺に蓄積されます。

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ヨウ素の職場は甲状腺

ヨウ素の吸収率は非常に高く、ほぼ100%が無駄なく吸収される………のですが体内での必要な量は決まっており、それを超える量を摂取しても尿によって排出されます。

栄養素としての情報ではありませんが、ヨウ素には殺菌作用があります。ヨウ素のアルコール溶液のヨードチンキは消毒液として現役で活動中です。手術前の消毒薬として用いられます。アルコールよりも多くの雑菌に対して殺菌効果があることや、アルコールは蒸発が早く、蒸発後には殺菌効果が無くなるのに対して、ヨウ素を使った消毒液は殺菌効果の持続性が高いため、長時間の手術にはもってこいの薬品と考えられています。

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よくドラマなんかで、進藤先生や小島先生がサチレーションがどーだとか、バイタルがこうだとか、意識レベルがあーだとか言いながら、オペの前に患者のお腹にぶっ掛ける炭酸の抜けたコーラの原液みたいな液体のことね。

消毒液のヨードチンキを薄めて色々と手を加えた物(色々の部分の詳細は不明)がうがい薬でお馴染みの「イソジン」です。その証拠に患者のお腹にぶっ掛ける液体と同じ色しています。奴等はほぼ同一人物です。

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あんな表現のしにくい色をした液体は他に無いよね。

千葉県では消毒薬などの原料としてヨウ素を生産しています。生産と言ってもヨウ素は元素であるため、人工的に生み出すことは出来ません。海藻などのヨウ素含有量が多い素材から抽出しています。千葉県のヨウ素産出量は、国内でのシェア8割以上で、世界から見ると、日本全体の産出量はチリに次いで第2位です。

■ヨウ素の過剰症と欠乏症 ~摂りすぎ、逆に不足するとどうなる?~

◎ヨウ素の過剰症

ヨウ素は昆布に多く含まれており、昆布大好きなワカメ野郎が昆布を食べ過ぎて過剰症を起こしたという事例もあります。
日本の過剰症の事例としては、過去に昆布の生産・消費量が多い北海道で起こりました。地球温暖化によって今後、北海道産の昆布などの養殖が難しくなるかもしれないという話しを聞くとこういった産業にまで影響が出ないか心配になります。

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皆さんの周りに昆布大好きで四六時中昆布ばかりを食べているようなワカメ野郎を見かけたら、ひとまず昆布を取り上げちゃってください。

過剰症の代表的な症状としては甲状腺腫(こうじょうせんしゅ)があげられます。これは欠乏症と同じ症状で、ヨウ素は摂りすぎた場合でも、不足した場合でも同じ症状が起こるちょっと変わった栄養素です。甲状腺腫の詳細については15㎝下↓で解説します。

甲状腺
【甲状腺はお大事に………】

◎ヨウ素の欠乏症

日本人の食生活ではヨウ素が不足して欠乏症になる可能性は極めて低いと言えます。逆に、外国に目を向けて世界的に見た場合、多くに地域で不足しやすい栄養素です。
欠乏症として代表的な物は甲状腺腫です。
ヨウ素不足により甲状腺ホルモンが正常に合成されず不足してしまいます。脳の下垂体から甲状腺を刺激する本文が分泌され、その刺激受けて甲状腺が肥大化します。
これをそのまま甲状腺肥大と呼び、この状態が続くと甲状腺腫に繋がります。甲状腺腫になると甲状腺ホルモンが働かなくなりますので、代謝の異常などに繋がります。
子供の場合はクレチン病などの成長障害が起こり、脳の発達障害や成長障害といった発育の弊害が起こります。

 

蝶ネクタイ
【甲状腺が肥大化して赤く腫れ上がり、悲しみにくれている人】
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上の写真は甲状腺肥大により………
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嘘ですよーー。騙されないようにーー。

■ヨウ素の効率の良い摂り方

ヨウ素は海の幸に多く含まれているため、海藻や魚を食べる日本人の場合は不足することはまずありません。むしろ昆布やひじきは食べ過ぎに注意が必要です。

肉中心の欧米スタイルの食事をしている人や、海藻を食べない菜食主義者にとっては、いくら日本人であっても不足してしまいます。

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日本人なら誰でも自動的にヨウ素を取り込んでいるという訳では無いのでそこんところは要注意。

昆布、都昆布、コブ飴、不足だと感じたらとにかく昆布商品をコンプして(買いそろえる)下さい。
昆布をコンプできない状況下では、とにかく海の幸から摂るように心掛けて下さい。

こんぶ
【ヨウ素=昆布で間違いなし】

ヨウ素を多く含んだ卵というのも販売されています。鶏に海藻類を与えて育てているため、生まれた卵の中には海藻由来のヨウ素が沢山詰まっています。スーパーで良く見かけるちょっとお値段高めの「ヨード卵」という名前のたまごがソレです。

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全ての卵にヨウ素が多く含まれている訳では無く、これは意図的にヨウ素を多く含ませているといった商品です。そこんとこも要注意です。
ヨード卵

■ヨウ素を多く含む食品

昆布、ひじき、わかめ、めかぶわかめ、焼き海苔、青海苔、マダラ、イワシ、カツオ、ブリ、サンマ、アジ、牡蠣、ハマグリなど

海藻

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