注目キーワード
★健康への第一歩は、まず知ることから                           ★健康への第二歩は、意識することから                      ★健康への第三歩は、信憑性の低い情報に流されないこと
モリブデンアイキャッチ画像甘納豆

モリブデン ~レアメタルです。老廃物の処理業者、解毒も請け負います、ガン予防も?~

■モリブデンとは?

元素記号:Mo
モリブデン………しりとり界のデストロイヤー(破壊神)として恐れられた栄養素です。
今まで世界中に散らばる数多くのシリゲッチャー達を闇(オホーツク海)に沈め、震え上がらせてきたモリブデンですが………、

ライター2の画像
ちょっと待て、シリゲッチャーってなんだ?
ライター1の画像72ピクセル
しりとりのエキスパート、プロのしりとりプレーヤー(無職)の総称。
ライター2の画像
しりとりにプロがあるのか?
ライター1の画像72ピクセル
知らーん。多分無い。Wikiで軽く調べたけど見つからんかった………。

16種の必須ミネラルの1つで、体内での必要量が少ない微量ミネラルに属する栄養素です。多くの生き物にとって必要不可欠な殆どの動植物に含まれている栄養素です。
人間は地球の大気中に約80%含まれる窒素をそのまま利用することは出来ません。微生物や植物が取り込んだ窒素を間接的に摂取しています。微生物や植物が空気中の窒素を取り込んで利用するための酵素の成分となっているのがモリブデンです。モリブデンは空気中―植物―人間と………自然界において、窒素の循環には欠かせない栄養素です。
モリブデンは豆類に多く含まれていますが、豆類の植物は空位中の窒素を取り込むためにモリブデンを酵素の成分として利用しているからです。

工業分野(金属)としてのモリブデンは、滑りやすい性質から(←かなり説明を端折っています)ギヤ(歯車)がかみ合う箇所に着けられるグリスや工作機械で使用される潤滑油などにも利用されたり、高温時の硬度や強度が増す他、金属の粘りが増すため、ステンレス鋼の中にも添加材としても含まれ、レアメタルとして工業分野でも広く活躍している物質です。

ライター1の画像72ピクセル
レアメタル………そんなモン食べても大丈夫なのかしら?ガッちゃんじゃあるまいし………。

■モリブデンの働きと役割

◎モリブデンの働きと役割その1・プリン体を分解して尿酸を作ります。

モリブデンは、キサンチンオキシターゼアルデヒドオキシターゼ亜硫酸オキシターゼという3つのオキシターゼという酸化酵素の補酵素として働くことが判明しています。

酵素のキサンチンオキシターゼは、補酵素としての役割を持つモリブデンと合体することにより活性化して、プリン体を尿酸へと変化させます。
プリン体は細胞の核酸を構成している成分で、食品では肉、魚、卵、内臓などに多く含まれています。代謝によって古くなったプリン体は要らない子として無情にも捨てられてしまいます。プリン体は人類にとって、使い捨ての道具に過ぎません。散々利用するだけ利用して、お前はもう用済みだと言って最後はポイッ!

プリン体
【プリン体はポイッ!】
ライター2の画像
変な表現すな!

尿酸とは、体内で起こる様々な代謝の過程で発生する老廃物の最終形態で、最終老廃物と呼ばれています。要するに、プリン体は最終的に尿酸という形に変換されてから、大半は尿で、一部は便に混じって体内に排出されるということです。

高尿酸血症とは?
近年では、プリン体が体に悪いということを良く耳にします。プリン体を摂りすぎると、血液中にプリン体を分解した老廃物の尿酸が増えます。この状態を高尿酸血症と呼び、尿酸は溶けにくい性質があるため、関節や腎臓に蓄積されて尿酸塩という結晶となって、痛風や尿路結石、腎結石を発症したり、高血圧となるため、動脈硬化の原因にもなったりと、様々な病気の引き金となります。プリン体は肉や魚、卵などの動物性食品の他、ビールなどのアルコールにも多く含まれているため、暴飲暴食が招く病でもあります。痛い疾患の代表………尿路結石や、風が吹いても痛いと言われる関節痛の代表………痛風、この2つだけには避けたいものです。

進化論を唱えたダーウィンや、リンゴの監視員で知られるニュートン、フランスの徳川家茂(いえもち)こと、奇抜なファッションセンス(変なズボン)で知られるルイ14世などの有名な歴史上の人物も、痛風で苦しんだといわれています。

ライター2の画像

ちなみに家茂は、徳川14代目の将軍ね。あとニュートンはリンゴの監視員ではない。

◎モリブデンの働きと役割その2・多くの代謝に関わり、解毒作用もあります。

モリブデンの補酵素としての働きは、プリン体を分解するだけではなく、他にも多数あります。
アルデヒドオキシターゼという酵素の補酵素として、有害となるアルデヒドを無害な物質へと変換する働きや、亜硫酸オキシターゼの補酵素としてアミノ酸の代謝をサポートする働きがあります。
他にも糖質や脂質の代謝にも関わっており、モリブデンは多くの代謝や、老廃物・有害物質の処理に働く栄養素です。

◎モリブデンの働きと役割その3・鉄分の管理人、貧血を予防します。

モリブデンは、鉄分の代謝にも関わっています。
血液中や筋肉の中で働く機能鉄が不足すると、ヘモグロビンを作る材料が少なくなってしまい、鉄分不足が原因で起こる鉄欠乏性貧血となります。
モリブデンは機能鉄が少なくなると、肝臓や脾臓、骨髄などに貯蔵されている貯蔵鉄から、血液中へ鉄分の排出を促して機能鉄不足を補います。造血作用をスムーズにするためには、機能鉄の調整をするモリブデンの働きが欠かせません。

銅とモリブデンの関係性は?
鉄分にとってモリブデンは友好的な関係だと言えますが、鉄分と同じく貧血予防には欠かせない銅にとっては、モリブデンとの相性が悪く、関係性は友好的とは言えません。モリブデンを摂りすぎることで銅の排出を促します。その結果、造血酵素の材料となっている銅が不足してしまいまい、例え血液の材料となる鉄分が十分に足りていたとしても、肝心の血液を造る酵素が足りずに造血作用が働かなくなります。モリブデンの摂りすぎは銅の不足を招き貧血へと繋がっていきます。

◎モリブデンの働きと役割その4・食道ガンの予防に………?

これは、セレンやクロムなどのミネラルにも言えることですが、土壌中のミネラル含有量によっては食品に含まれるミネラルの量も左右されます。特に植物は土壌のミネラル濃度の影響を受けやすく、日本では安定しているようですが、中国など広い国土を持っている国ではミネラルの含有量が極端に多い地域や、逆に少ない地域があり、過剰症や欠乏症の被害も報告されています。

中国の土壌中のモリブデン濃度が低い地域では食道ガンの発生件数が多くなるという研究結果があります。土壌だけではなく、飲料水中のモリブデン濃度が少ない他の地域でも同じように食道ガンによる死亡率が高くなるという報告があります。また、動物実験ではモリブデンに抗ガン作用があるという結果も出ています。
しかし、まだまだ研究段階で、モリブデンがガン予防に有効なのかどうか、ハッキリとしたことは判っていません。

ライター1の画像72ピクセル

ガンに有効かもね………っていう方向性で研究が進められているというお話でした。

◎モリブデンの働きと役割・まとめ

モリブデンの主な働きと効果:プリン体の分解・排出、解毒作用、アミノ酸・糖質・脂質の代謝に関与、、機能鉄不足を改善して鉄欠乏性貧血予防・改善、ガン予防?、プロのしりとりプレーヤー共を駿河湾沖に沈める。

■モリブデンの性質・特徴 ~どんな栄養素?もう少し詳しく~

モリブデンは人体には約9mg程含まれており、肝臓や腎臓に多く存在しています。肝臓や腎臓の主な働きとしては、血液をろ過して解毒したり、老廃物の処理をすることが上げられますが、同じ働きをするモリブデンが肝臓や腎臓に多いということは納得がいきます。逆に考えてみれば、モリブデンなどの栄養素が滞在しているお陰で肝臓や腎臓の解毒作用が機能している………とも考えられます。

ライター1の画像72ピクセル
腑に落ちる………肝臓と腎臓だけにね………。

モリブデンの吸収率は約90%で、この数字はミネラルに限らず、全栄養素の中でも非常に高い数字です。
鉄分は摂りすぎる(体内の鉄分量が増える)と、一時的に吸収率が下がり、逆に不足すると吸収率が上がる仕組みになっていて、吸収率の自動調節機能が働きますが、モリブデンの場合は吸収率の変化はありません

ライター1の画像72ピクセル
状況に流されず、我が道を行く栄養素………と思いきや………。

吸収率が変化しないということは、摂取すれば摂取した分だけ吸収されてしまうのでは?と、摂りすぎによる過剰症が心配になるところですが、その辺りは大丈夫です。

吸収率が一定であっても体内でのモリブデンの濃度は、上手い具合にちゃんと調節されるように出来ています。体内の濃度が上昇すると、モリブデンの排出量が上がり、余剰分は尿で排出される仕組みになっています。
鉄分のように吸収率を変化させるのではなく、排出する量を調節することで、体内濃度をコントロールしているという訳です。

ライター1の画像72ピクセル
全部受け入れた後に豪快に出す!来るもの拒まず去る者追わず………の精神。何と豪快な栄養素か………。

モリブデンは食事によって体内に入ると胃や小腸から吸収されます。赤血球やマクログロブリンという血漿タンパク質と結合した状態で、血液の流れに乗って全身を巡り、肝臓、腎臓、副腎に送られます。

血漿とは?
血漿とは………わかりやすく簡単に説明すると、血液の液体成分で、約55%を占める成分です。血液を試験管に入れて遠心分離機を使って”ガーーッ”ってやると、下の方に赤い塊が沈殿して、上のほうには黄色い液体が浮かび上がります。この黄色い液体が血漿です。血漿は老廃物や栄養素、ホルモンなどの物質を運搬したり、免疫機能や凝固作用を持っています。血漿タンパク質とは、その名の通り血漿とタンパク質がくっ着いてよろしくやっている状態のことを指します。
ライター1の画像72ピクセル
モリブデンは解毒や代謝などの働きがあるため、モリブデンが働く職場としては肝臓や腎臓が最適ってことです。適材は適所に………。

■モリブデンの過剰症と欠乏症 ~摂りすぎ、逆に不足するとどうなる?~

◎モリブデンの過剰症

モリブデンを過剰に摂取した場合、尿から排出されますので、過剰症の心配は殆どありません。摂りすぎた場合、銅の排出を促し、鉄欠乏性貧血を招く場合もあります。

◎モリブデンの欠乏症

モリブデンは吸収率が高く、普段から食べる身近な食品も含めて幅広い食品に含まれていることや、普通の食事から推奨量を簡単に満たすことが出来ることから欠乏症の心配は殆どありません

ライター1の画像72ピクセル
ふっ………全くチョロいヤツだぜモリブデン………。

そんなチョロいモリブデンですが、セレンと同様で、土壌の含有量によって食品内に含まれるモリブデンの量も変化します。中国などでモリブデンの含有量が低い地域では欠乏症の影響が出たという報告もありますが、日本では土壌のモリブデン濃度による欠乏症は心配する必要はありません。

不足の可能性は低い栄養素ですが、何らかの理由によって不足した場合は、機能鉄不足による鉄欠乏性貧血、尿酸代謝の異常、神経過敏、昏睡、頻脈という症状の報告があります。

■モリブデンの効率の良い摂り方

米や小麦などの主食になる食品に含まれています。
普通に食事をしていれば、推奨量は自然に摂取していることになりますので、特に意識して摂るとということは不要な栄養素です。
身近な食材で摂る場合は、納豆や豆腐といった大豆製品がお勧めです。

■モリブデンを多く含む食品

大豆、枝豆、緑豆、小豆、ひよこ豆、らい豆、レンズ豆、そら豆、グリンピース、モロヘイヤ、ほうれん草、玄米、精白米、蕎麦、ピーナッツ、豚レバー、牛レバー、ハム、ソーセージ、チーズ、ヨーグルトなど。

モリブデンアイキャッチ画像甘納豆
最新情報をチェックしよう!