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ビタミンB1 ~さらばポッチャリ体型、さらば小松君、エネルギー製造と疲労回復栄養素~

■ビタミンB1とは

ビタミンB1は13種類のビタミンの仲間で、ビタミンB群では一番最初に発見された栄養素です。
化学名(別名)はチアミン、またはサイアミンと言います。

第一発見者は、日本人の鈴木梅太郎さんで、脚気(かっけ※↓でちょこっと解説)の研究の過程で1910年に米ぬかから発見され、オリザリンと名付けられました。
なんやかんやでこの名前は定着せず(認められず)、その1年後ポーランドのカシミール・フンク博士が名付けたビタミンという名前が定着して現在に至ります。

オリザリンが浸透しなかったのは、梅太郎さんの発表が日本語だったため、ドイツ語に翻訳される際に”これは新発見の栄養素ですよ”という一文が翻訳されずにスルーされたためと言われています。

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陰謀の臭いがする。これわざとだろ?そこんとこどうなん?ヨーロッパ連合。元気出せよ梅太郎さん。でもオリザリンは無いワー………ネーミングもうちょっと頑張って欲しかったワー………梅太郎さん。

■ビタミンB1の働きと役割

◎ビタミンB1の働きと役割その1 糖分をエネルギーに変えます。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きをする酵素補酵素として糖質の代謝には欠かせないビタミンです。

ハヤシライスをハヤシ抜きで注文した場合、真っ白になるハヤシライス、チョココロネからチョコを吸い出して、後に残ったナヨナヨした部分、ミートソースススパゲッティの色の濃ゆい部分だけを先に舐め取って、後に残った部分………いわゆる炭水化物(糖質)の代謝に関わる栄養素です。
近年我が祖国では、パン食が増えてきたことにより米離れの傾向が見られますが、そうは言っても、まだまだ米が主食の日本人にとって、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1は非常に重要な栄養素なのです。

重要な栄養素なのですが………日本の食生活から考えると、不足しがちな栄養素と言えます。意識して取ることをお勧めします。
米からパン(パスタや麺)に意識が移ったとしても、結局のところそれらも炭水化物なので、炭水化物が主食の日本人にとっては重要な栄養素になることは変わりません。

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『ちなみに炭水化物は、糖質と食物繊維の総称です………ここで言う炭水化物は糖質のことですね。コンニャク要素は紛らわしいのであっち行け』

◎ビタミンB1の働きと役割その2 脳の燃料を作ります。神経を正常に保ちます。

ビタミンB1が関わっている糖の代謝という役割にはもう一つ重要な役割があります。

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その前に少々甘ったるい解説をば………。糖のお話。

糖質の種類は大きく分けて、単糖類、少糖類、多糖類の3つに分かれます。
糖質について詳細はこちら↓
炭水化物 ~三大栄養素、糖の性質を知って肥満防止。【糖質&食物繊維=炭水化物】以外と知られていないこの図式~

少糖類、多糖類は、単糖類が幾つもくっついて出来ています。
ビタミンB1は補酵素として、少糖類や多糖類をバラバラにして単糖類に分解する働きがありますが、ここで需要なのが単糖類のブドウ糖(別名:グルコース)です。
ブドウ糖は脳を動かすためには欠かせない重要なエネルギー源となっています。脳が正常に動かないと、中枢神経や手足などを動かす末梢神経も上手く働かなくなってしまいす。
脳や神経を正常に働かせるためには、糖の代謝に関わるビタミンB1の働きが重要なものとなるのです。

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脳にはブドウ糖ね………蜂蜜を頭に塗りたくっても効果は無いですよ。

脳や神経に深く関わっているビタミンB1ですが、アルツハイマー型認知症の改善に効果があるとして注目され、現在研究が進められています。

そんなレシピです。↓

【みなぎるレシピ0007】認知症予防におすすめDHA・EPAたっぷりアジのねばねば丼

◎ビタミンB1の働きと役割その3 疲労回復

糖質の代謝には、更に更に重要な働きがあります。

体を動かすことで乳酸やピルビン酸などの疲労物質が体内に溜まります。これが疲労の原因となる訳ですが、ビタミンB1には糖質の代謝をするついでにこれらの疲労物質も分解する働きがあります。

ビタミンB1が代謝を高める事により、乳酸やピルビン酸などの疲労物質を分解して、体内に蓄積されるのを防ぎます。逆に言えば、ビタミンB1が不足していると疲労物質が蓄積されてしまい、血液の循環が悪くなったり、筋肉痛や頭痛などの症状が起こります。
ビタミンB1が疲労回復に良いと言われている理由はこの働きにあります。

◎ビタミンB1の働きと役割その4 糖分を脂肪に変えない………ということは?

肥満とは体脂肪が多い状態のことを言います。
糖質は過剰に摂取すると、体内で体脂肪に変換され、それが蓄積されるとぽっちゃりします。
糖質の代謝がスムーズに出来れば、糖質が無駄な脂肪に変わることは無く、結果的に肥満防止に繋がります。

※ビタミンB1を摂取すれば痩せるという訳ではありません。

◎ビタミンB1の働きと役割・まとめ

糖質の代謝、疲労回復、脳や神経の健康維持、肥満防止、認知症改善

■ビタミンB1の性質

熱に弱く、またアルカリで分解されやすく、更に水溶性なため調理中の損失には要注意な栄養素です。
食事からの吸収率は約60%と言われています。

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またまた中途半端な数字だな………と思いきや、鉄分15%やカルシウムの20%、に比べるとこの数字は高い方なんですよ。

※ミネラル類は体内環境や食品によって吸収率は大きく変わります。倍とか5倍とか無茶苦茶な数字です。

■ビタミンB1の摂りすぎ、逆に不足するとどうなる?

◎ビタミンB1の過剰症

過剰摂取分は自然に体外へと排出されるため、過剰症の心配はありません。

◎ビタミンB1の欠乏症

ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝が上手く機能せず、乳酸やピルビン酸といった疲労物質が溜まります。その結果、疲れやすくなったり、筋肉痛が起こります。
糖質の代謝が上手く出来なくなると、糖質が体脂肪に変わり肥満の原因にもなります。

長期間の不足した状態が続くことで現われる欠乏症の症状として代表的なのは、脚気(かっけ)です。食欲不振、疲労感、手足のしびれなどの症状が現われます。聞き慣れないウェルニッケ脳症、コルサコフ症候群は中枢神経が正常に働かなくなり、手足の麻痺、意識障害などの症状が起こる欠乏症です。アルコール大量摂取でビタミンB1が消費さることで起こりやすくなります。

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コルサコフ症候群………絶対ロシアだ。響きからしてロシアが絡んでいるに違いない。ウォッカも絡んでいる。絶対そうだ。※実際にロシア人が命名

ビタミンB1は、運動やアルコール摂取によって消費されるため、普段から運動量の多い人や、飲酒されている人は不足しがちな栄養素と言えます。

夏場はエネルギー消費が増えるため、更に水溶性という性質上、発汗による排出もあり、ビタミンB1の消費が多くなる夏には意識して摂取する必要があります。

◎昔の死因No.1の病

慢性的にビタミンB1の不足状態が続くと様々な障害が発生します。
倦怠感、疲労感から始まり、手足のしびれ、意識障害、最終的には死に至ります。
江戸から明治時代に流行した脚気ですが、「江戸わずらい」と呼ばれ、原因も治療法も不明のまま江戸から大正時代にかけて大流行し、年間一万人もの死者を出し続け、ピーク時には三万人に達するなど、原因不明の病として恐れられてきました。
14代目将軍の徳川 家茂も脚気でお亡くなりになられました。南無南無。

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第1のライターにして、第3のライター小松君が何故ここに?
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徳川 家茂のフリー画像が無かったから、小松君で代用した。南無阿弥小松。
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綺麗な………顔………してるわね………。
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ただのペイントで描いたラクガキですけど………。

■ビタミンB1の効率の良い摂り方

精米された白米ではビタミンB1が削り取られてしまうため、玄米、胚芽米がお勧めです。
ニンニク、ねぎ、ニラに含まれるアリシンというニンニク臭く、ねぎ臭く、更にはニラ臭い物質と一緒に摂取すると、血液中に長く留まるため結果的に吸収率が上がります。

吸収率が上がるというのは、栄養素が消化器官で吸収されやすくなるという意味では無く、排出されにくくなり、結果的に体内に長く留まるという意味です。

ビタミンB1は水溶性のため、栄養素が溶け出した汁ごと飲める調理法がお勧めです。
豚肉の赤身部分や魚介類、大豆にも多く含まれており、手軽に食べられる納豆などは良い供給源になります。

生の貝類や甲殻類に含まれるアノイリナーゼ(別名チアミナーゼ)という酵素はビタミンB1を分解する働きがあるため、食べ合わせに注意が必要です。アノイリナーゼは加熱すると活性が失われます。
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カニと貝は茹でるか、焼くか、煮るか、蒸すか、チンするか、とにかく熱することが大事。

■ビタミンB1を多く含む食品

豚肉、ハム、たらこ、うなぎ、ごま、落花生、まいたけ、えのき、大豆、えんどう豆、そら豆、小豆などの豆類。ビスコ。

緑豆
緑色の豆………その名も緑豆
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