■ビタミンDの働きと効果
ビタミンDは、リンやカルシウムの吸収を促して、吸収率を高めるという重要なな働きをします。
ビタミンDの働きは骨や歯だけでは無く全身に及びます。カルシウム=骨というイメージが強いですが、カルシウムは骨や歯だけでは無く、血液や細胞や筋肉にも含まれています。そのため、血中のカルシウムの濃度をコントロールしているビタミンDは、体の機能を維持するためには欠かせない大事な栄養素です。
それでもやはり、カルシウム=骨というイメージ通り、ビタミンDは骨の健康には欠かせない栄養素です。
ビタミンDは骨へカルシウムを運んだり、血中のカルシウムが不足した場合は、逆に骨からカルシウムを取り出したりと、カルシウムの金庫番的な存在と言えます。
ビタミンD主な役割:リン、カルシウムの吸収促進、体内カルシウムの調整。
■ビタミンDの性質
ビタミンDは脂溶性のため、水洗いの損失が無く、熱や酸素にも強いため損失は少ないため、調理中の心配は必要ありません。
■ビタミンDの摂りすぎ、逆に不足するとどうなる?
◎ビタミンDの過剰症
ビタミンDは水溶性ではありません。そのため過剰摂取分は尿で排出する事が出来ません。
過剰摂取が続いた場合、体内に蓄積し、倦怠感や嘔吐感、高カルシウム血症、腎不全、石灰化障害を起こします。

◎ビタミンDの欠乏症
ビタミンDが不足してしまうと、成人は骨軟化症、幼児はくる病や骨の成長障害、高齢者の場合は骨粗しょう症などの障害が起こります。
■ビタミンDの効率の良い摂り方
ビタミンDは天日干しした干キノコ、魚に多く含まれます。調理中の損失は少ないため、煮るなり焼くなりはお好みでどうぞ。脂溶性という性質を活かして、炒めたり、揚げ物にすると吸収率もアップします。
天日干しされた干椎茸は、生の椎茸に比べて約8倍のビタミンDを含んでいます。生より干したしいたけの方が栄養価が高いと言われている理由がこれです。
■太陽よオラに少しだけ元気を恵んでください。お願いしまよ旦那。

人間の皮膚には、コレステロールの一種であるプロビタミンD3が存在します。
この如何にも仕事が出来そうなプロビタミンD3氏ですが、彼は(彼女?)紫外線に当たることで正義の力見目覚め、みなぎる戦隊ビタミンD(83独身)に変身します。(デュワッ!!)

■ビタミンDを多く含む食品
干し椎茸、きくららげ、まいたけ、さんま、いわし、鮭、いくら。
